HOME > 事業紹介 > 豆知識 > その他
Q017
-
スーパーには様々な牛肉が売っていますが、日本にはどんな種類の肉用牛がいるのでしょうか?
-
いわゆる和牛と言われるのは黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種の4種です。
その他、交雑種、そしてホルスタインなどの乳用種も肉用として利用されます。
スーパーなどで肉として販売される時には、和牛は「和牛」、交雑種やホルスタイン種は「国産牛」として表示されます。
また、外国で生まれた牛でも、日本国内での飼養期間の方が長ければ「国産牛」となります。
日本にいる
主な肉用種の種類と特徴
- ①黒毛和種
-
日本で飼養される和牛のほとんどが黒毛和種です。
肉質はいわゆるサシ(脂肪交雑)の面で優れています。
神戸牛、松坂牛、米沢牛、飛騨牛、前沢牛、仙台牛などはこちらの品種になります。
- ②褐毛和種
-
主に熊本県と高知県で飼養されています。
高知系は鼻と口、目のまわり、四肢の先端、尾の色が濃い黒褐色の牛です。
肉質は黒毛和種の次に良いと言われています。
くまもとあか牛、土佐あか牛などはこちらの品種になります。
- ③日本短角種
-
主な産地は岩手県や北海道です。
褐毛和種よりも濃い茶色をしています。
他の和牛に比べ、脂肪交雑はやや劣りますが、放牧に適しています。
いわて短角和牛等はこちらの品種です。
- ④交雑種
-
主に和牛と乳用種を交配して生まれた牛を指します。
母親がホルスタイン、父親が黒毛和種の子供が一般的です。
スーパーなどで販売される時は「国産牛・交配種」と表示されることもあります。
- ⑤ホルスタイン種
-
ホルスタイン(雄)は国産牛の約半分を占めています。
スーパーなどで販売される時は「国産牛」もしくは「国産牛・乳用種」と表記されます。
- ⑥無角和種
-
山口県で飼養されていますが、日本の和牛飼養頭数の1%未満とも言われる貴重な品種です。種を残すための繁殖促進が行われています。
脂肪交雑の入りが黒毛和種よりも劣ってしまうことや、海外から安い肉が入ってきたことにより頭数が減ってしまいました。
一覧へ戻る