Q006
①発生させない ②発生を抑える ③ハエを捕らえる ④ハエから守る
畜舎の隅や残飼、汚水が溜まる場所を清掃し、ウジが育つ環境を減らしましょう。
また、堆肥の発酵熱と乾燥でウジは死滅します。温度40℃以上、水分50%以下でふ化率が激減します。
昆虫発育抑制剤(IGR剤)散布は、定期的(1~2週間間隔)に行うと効果的です。
1)防虫ネット
牛舎周りに防虫ネットを張る場合は、サシバエは小さいので目が2mm以下のものを使用します。
殺虫成分入りのものなら更に効果は大です。
2)ハエ取り紙(粘着シート)や捕虫器
サシバエは吸血後は動きが鈍く、1.5m以下でしか飛ぶことができないので低い場所に設置します。
3)駆虫剤含有のイヤータッグ
放牧牛など、野外に放たれている牛をサシバエから守ります。耳標型のタイプなので手軽です。
4)薬剤塗布
壁や柱などに薬剤を塗ります。ハエは壁などで休息するので効果的です。
5)薬剤散布
散布時に殺虫剤と接した成虫を減らすことが出来ます。定期的な散布が効果的です。
6)牛舎周辺の草刈りや清掃
清掃や草刈りによって、サシバエの休息場所を減らすことも有効です。
同時に、清掃には卵やウジを除去するという意味合いもあります。こまめな清掃を心がけましょう。
7)送風
一定量の風速があれば、サシバエが牛に近寄ることを抑えられます。
※毒餌法(トラップ)について※
舐食型のイエバエには効果的ですが、吸血型のサシバエには効果はありません。
★薬剤を使用する場合は、使用方法をしっかり確認し、牛体へ直接噴霧したり生乳への混入が起こらないよう
注意しましょう。また、ずっと同じ薬物を使用していると、ハエに薬物耐性ができてしまうことがあるので、
ローテーション使用(一定期間毎に系統の違う薬剤を使用)、
または、コンビネーション使用(2系統の薬剤を同時使用)することをおすすめします。
★散布の順番を牛舎外部周辺⇒牛舎内とすることで、付近の人家へハエが移動することを防ぎます。
★最近では牛舎専門のハエ駆除業者もいます。専門業者に駆除を依頼することもお勧めです。
<株式会社ジョイン>
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