Q023
飼料中のタンパク質には、ルーメン内で分解されるものと、ルーメンで分解されずに第四胃以降で消化されるタンパク質があります。前者を「ルーメン分解性タンパク」、後者を「ルーメン非分解性タンパク=バイパスタンパク」と呼びます。
分娩前後や成長期などタンパク質要求量が多い時期は、タンパク質が不足しやすくなります。
その不足分を補うようタンパク質をしっかり給与することが大切なのですが、ルーメン分解性タンパクばかりを給与してしまうと、ルーメンに負荷が大きく、アンモニアといった毒素が多く発生してしまいます。
バイパスタンパクには、ルーメンに負担をかけずに体内に消化・吸収されるといった特徴があります。
アンモニアの過剰な発生も抑えられるので、タンパク質要求量の多い時期にはバイパスタンパクの給与をオススメします。
特に骨格や筋肉の最大発達時期である育成後期(7か月齢)~肥育前期(15か月齢)は、バイパスタンパクの給与により、効率的に発育させ、将来増体や枝肉歩留基準値を高めることが期待できます。